以下、チラシ裏面より

プログラムについて

 今回の中心プログラムは、今年が記念すべき生誕100周年となるトゥビン作曲の交響曲第4番『叙情』です。エドゥアルド・トゥビンは、著名な演奏家を多数輩出している北欧の音楽大国・エストニア出身の作曲家です。この『叙情交響曲』は、作曲者が第二次世界大戦の戦火に追われてスウェーデンへ亡命する直前に書かれた作品で、人間の愚行に対する怒りと悲しみを曲全体に漂わせながらも、最後は人類の未来に希望を託すかのような輝かしいフィナーレで結ばれる感動的な作品です。必ずや皆様にご満足いただけることでしょう。1995年6月5日に大阪で日本初演されて以来、奇しくもちょうど10年目の再演となります。
 指揮は2度目の協演となる遠藤浩史氏。第7回定期で白熱したショスタコーヴィチを聴かせてくれた遠藤氏は、今回もトゥビンの曲にみなぎる熱情を余すことなく引き出してくれることでしょう。
 また、ドイツ音楽をこよなく愛する遠藤氏が、ヴァーグナーの愛すべき小品『ジークフリート牧歌』と、フランスの作曲家でありながらもドイツ音楽の影響を強く受けたマスネの作品『劇的風景』を指揮するのも大きな見所です。

指揮/遠藤浩史(ホームページはこちら

 大阪生まれ。桐朋学園大学オーケストラ研究生指揮専攻修了。今までに群馬交響楽団、新星日響(現:東京フィル)、関西フィル、東京ニューシティ管、東京合唱協会をはじめとするプロオーケストラ、合唱団を指揮し好評を博す。またポール・マッカートニー初のクラシック作品である「リヴァプール・オラトリオ」を日本人指揮者としてはじめて取り上げ、話題を呼んだ。2004年12月9日、ロンドン、バービカンホールにてイギリス室内管弦楽団を指揮し大成功を収め、海外メジャーデビューの第一歩を踏み出した。京都フィロムジカ管弦楽団とは、2000年6月の第7回定期演奏会以来2度目の共演となり、さらなる期待が寄せられている。

管弦楽/京都フィロムジカ管弦楽団

 1996年3月に創立。関西一円から集まった、音楽をこよなく愛するアマチュア演奏家で構成されている。演奏頻度の低い名曲に光を当てる斬新な選曲を身上としており、遠く北海道からも聴衆が駆けつけるなど、その姿勢は全国的に注目されている。年2回の定期演奏会のほか、依頼を受けての演奏会を京都府内各地で精力的にこなしており、いずれも好評を博している。団名の「フィロムジカ」は、「音楽を愛する」という意味の造語である。

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